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出雲神國之御祭⑦

  • 2024-06-22 (土) 15:39
  • 神祭

つづき。

この後のLINEのやりとりですが、Rさんより

「次の社にはニニギ様(T君の守神様)がいらっしゃるだろう。T君の能力がさらに開くように、洞水、九字を切ってみてはどうか?」

「思いつきだが、やってみる価値はあるかもよ?」

との提案がありました。九字の剣法とは、師より教えて頂いた「目には視えない存在に干渉できる剣」であって、普段は憑いたものを祓う秘法のひとつ。昨今はネットで検索すれば、玉石混合でたくさんの作法や流れが山のように出てくるとは思いますが(汗)

教えて頂いた身からすれば、それは取り扱い厳重注意のかなり危険な剣です。

はっきり言って、そんな気軽に「やってみれば?」的な話で語るのは、この発言者がRさんでなければまったく気にせず聞いてないフリをして流す、施術者にとってもダメージが大きい・・・・というか、物理的なダメージではなく、これも失敗すれば何がどうなるのかさっぱり分からない、出来ればやりたくない話でもございまして・・・・・。

そもそも、切られた側は

「確実に報われない世界に飛ばされる」
「飛ばした相手は、この世にもあの世にも、いかなる世にも存在できない」
「何故か、使った霊能者があの世に行きがけの時に、飛ばされた相手が集団で襲い掛かってくる」

なんて曰くつきの時限爆弾を自分から拵えるのと同等の行為だ、、、と伺っておりまして(汗)

まぁ何よりも当てにしている兄弟子の薦めだし、「知ってるなら自分でやって下さいよ・・・。」という言葉も一瞬、浮かびましたが霊能が高いRさんがわざわざ言ってきたということは何かしらの考えがあるのでしょうし。

そこは、

「わかりました。」

って言いましたけどね。言いましたけど、この人、本当に意味がわかって言ってるんだろうかと・・・・まぁ、いいや。

まずは3月9日。

仕事の為、わたしとT君の2名で早朝から「宗像大社 波折神社 志賀海神社」へそれぞれの神々様へご挨拶に伺う。前日の夜には、家が近所のT君が姫神様に捧げる手鏡と、お供えするお供物の言挙げをもってきてくれる。

三社といってもまともに車で走り、祈れば軽く一日は無くなるので、お互いに家庭をもつ身、そして仕事の合間のようやくの休みなので自分の時間も欲しい。

宗像大社は世界遺産になり人も多く、長々とは祈りにくいので開門(6時だったかな?)と同時に祈り始めることをイメージして、待ち合わせは朝の5時。

言挙げ
日々にお力添えとお導き、誠にありがとうございます。
洞水、山本〇〇、またこの場にはいませんが多くのご縁ある仲間と呼べる人たちの想いを胸に、今日の良き日を迎えられましたこと、心より御礼申し上げます。

振り返れば人間の月日で20年以上前のことにはなりますが、天霊万彦塩筒のおおおじの大神様・観世一天明高祖の大神様をはじめ、多くのご縁を頂きました神々様よりはじまりましたこの国の平和、自然との調和、この国に生きる人々の安全、大きく申せばこの地球と呼ばれる星を守り導くかみまつり。
師である曹岳さまの先導の元、まだ何百分の一、何千分の一の情も想いの深さも礼儀も足りていない若輩者らではございますが、その灯し火だけは消したくないと必死で背を追い、その想いを重ねて今がある者らでございます。

神々様におかれましては、日々にみえない御力でお働き下さいまして改めて感謝の言葉しか
ございません。先日、兄弟子のR殿を通じて神々様より、このままいけば地震や津波でこの天災という自然からの災い。
またそこから人の心は乱れ、犯罪はとどまることを知らず、国は乱れ他国との争いも激しくなり、取り返しのつかない未来へと一直線に走る。という言葉より新しい神祭の幕は上がりました。

人間、一度楽な方へと己を許し、他を傷つけても自己都合へと走りだした心は、流れに流れ、流されるまま止められず、気づけば嘘や言い訳で己の主張を塗り固める。

いつしか大切なことほど心の奥底に沈み込み、見て見ぬフリをして、気づけば己自身にさえも嘘をつき続け自己都合でつくりあげたかりそめの信念に似たものを時に外に振りかざし、時にじっと内に秘め、しがみつく。己で孤独を作り出す。

当たり前の人生を当たり前に過ごしている人々が多い中、本当に情けのないことに私自身も日々の営みに追われ、また時に己の固定観念に身をかため、大儀の旗を心中であげている中でも小さな人生を送り、最低限の責任を果たしていると自分を保持し、問題が起きればこれも人の為、家族の為と頼まれてもない言い訳で本気で己の本心と向き合うことを忘れておりました。「初心」という言葉で過去を掘り起こせば、大小の違いはあっても流れに流される人々とどこか似た様なもので、この神祭がはじまる前までは日々の忙しさにかまけてしまい、思い出せなかった懐かしき心や大切な想いにようやく気づくことができました。

今、改めてこの国を想えば、自然災害ではいつ地震や津波が起きてもおかしくない日本という島国。当たり前に過ごさせて頂いている日常と呼ばれる毎日。そこに住まう人々の心をみれば、本音と建前が剥離しすぎ、時にどちらが本心かさえ忘れ、一時の欲に支配され、先の不安か今の自信のなさからか自己防衛の塊と化し、古来よりこの国に住まう人々が大切にしてきた人が人を思いやる和の心を忘れた人が多くなってきたように感じております。また他国との関係をみても、得体の知れぬ恐れからか選んだ道は牽制のための軍事費の増加。自分の国を守るのは自分たちの力しかないと、それも理解はしておりますが、この先の他国との終わりのみえないつばぜり合いの中、たった一国のトップの、たった一つのボタンで地球そのものが、神々様が守り抜いてきて頂いたもの、これから先も守り抜こうとして頂いているものが一瞬で終わる時代だという事実は否めません。

澄みきった空に、母なる海、草木は繁り人は足をつけて歩む大地。そこに息づく万物の存在たち。その恵みを当たり前の顔をして受けながら生活しているわたし達。今からの若い世代の未来。いえば、私どものすべてが破壊され、目にはみえないだけで綱渡りの状態は今、こうしている間にも続いております。

神々様の想いや願いを裏切り続けている現状を考えれば、わたし達人間がいかに脆く、いかに弱い生き物かと思い知ります。そんな人間の一員として、わたし達グループはたいした影響力もない平凡で微力な一個人の、たった数名の集まりではありますが、老いた親を背負い、未来ある若い子らを育む責任のある身として、今の時代を生きる大人として、神々様たちが諦めず、身を削り命を削ってお働きになって下さっている以上、神々様と共に歩ませて頂きます。ささやかな人世の中での時間、神様からみればほんの一瞬にも満たない時間かも知れませんが、心からの祈りを何度でも何度でも紡がせていただきます。

本日は祭りのはじまりの日として、宗像の三女神様方々に地震や津波などの自然災害を防いで頂きまして、それをはじめとする人の心の乱れを慰撫し、少しでも良い方向へと正し、少しでも平穏を取り戻し、たとえすれ違うだけの隣人であっても武器を手にする他国であっても、たった一瞬の情を流せる、一番大きな力となり得る和の心、和の心とは他を信じることから始まることを思い出させて頂きたく、年の割には礼儀作法も未熟な私どもではございますが、心から祈りを通させて頂こうと参りました。

本殿に祀られる市杵島姫様には人の傲慢な、または怯えや不信をすき取り、他を想う心、この国を思う心やその心を一つとまとめる力のある櫛を。

田端津姫様には、
海や川の荒波、そして荒れる人の心を鎮め悪しきものを退け、その力を限りなく遠くまで反射させることの出来る鏡を。

田心姫様には、
その音色は波の波長と重なり、荒れる海を慰撫し、また荒れる人の琴線に触れ、沁みとおる優しさを思い出させる祓いの和琴を。

私ども一同、心を込めて選ばせて頂きました。何卒、お受け取りくださいましてこれからの国、これからの人、これからの時代を共に守り育み、導いて下さればと心より願っております。

今の情報社会をみれば、何が本当で何が嘘なのか、また角度を変えれば嘘も真実に、真実も嘘になるのでしょうが、大袈裟にいえばこの地球が生まれ、たった一つの変わらない真実は平和を求める想い。その為には自分以外を思いやり、
慈しめる心だと感じています。私たちはそれを信じて、時にうつむくこと、迷うことがあってもその一片の
希望の光を決して失うことなく、覚悟をもって祈り続ける者たちでございます。

今日を良き日と選び、心からの祈りを挙げさせて頂きます。宗像の三女神姫様方々、どうぞこの祈りをお受け取り下さいまして、ますます存分にお働きくださいまして、私どもの想いにお力添えを頂ければと厚かましくも願っております。
本日が新しき祭りのはじまりの一歩です。
よろしくお願い致します。

令和五年三月九日 一同

山本君からは櫛。T君からは手鏡。自分はさすがに和琴は買えませんので、紙粘土を使って手作りで作らせて頂きました。

つづき。

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