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令和の慰霊祭⑥

  • 2020-04-24 (金) 12:48
  • 神祭

つづき。

「神の祭りは、人の祭り」

これは師の受け売りですが、神様が祭りを行う時は、同時に人が祭りを行い、その後も神様方々はより一層強い力で働いて下さる。自分たちも、「神祭は終わった、、、あ~良かった。」ではなく、そこから個人個人の祭り(パラダイム転換による心境の変化、人生の変化)があって初めて神祭と呼べる・・・・いえば、相乗効果を生むのではなか・・・・と。

そうすると、『亡くなられた方々』(祭の主役?)は神界に近いのか、人界に近いのかは存じ上げませんが、そこにもきっと「パラダイム転換」は必要になってくる。

ただし、それを強制する訳にはいかない。

わたし達が時代の先人たちに感謝を伝え、霊を慰撫するのは当たり前だと考えてます。
※この霊には、おこがましくも神霊も含まれているのではないかと・・・

そもそも、自分たちが変わらないと今の自分たちの世は何も変わらない。

・・・そんな教訓だったと記憶しております。

何ら強制力を持たない、真心で祈らせて頂く為の「言挙げ」が果たしてどれ位の影響を三つの界(神界・霊界・人間界=せめてもの仲間内)にもたらすのかと、考えた時に・・・・そんな目でみると、やっぱり師匠がまだ生きてくれていて、言挙げの原稿を昔と変わらずチェックしてくれたらなぁ~・・・・と、ついつい懐かしくも情けなくもなってしまう訳です、、、、、、。

さて、話を戻すと。

令和の慰霊祭②で兄弟子にアドバイスを貰った最後に、『〇 その女性メンバ-に鐘が鳴ったら、祭りが成功する 』と記してありましたが、祈りを始めて数分経った頃・・・・

「カン、カンーーーーー」

え?・・・自分だけ・・・・??

明らかに「鐘の音」が鳴ったんです!!!!

ってか、早すぎないか?確か、アドバイスでは「女性の頭の中」(もしくは現実的に)で鐘の音が鳴る・・・・と聞いておりましたので、聞き間違いかとも思いましたが、明らかに自分たちの頭上で鐘の音が鳴ったのには間違いありませんでした。

それは、神社の大幟を掲げるポールに、鉄の輪が風で打ちつけられて鳴らされた音。

ここまでは祈りの中で理解できたんですが、まだY君の奥さんやKさんから連絡は来ない状態、、、、、

祈りに集中しようと、ここから更に20分ほど祈りを挙げる。

途中で風が強く、安徳天皇の為にお供えした紙風船が飛んでいき、それに気づいた自分がT君に元の場所に戻して貰う。

その間にY君も大阪さんも必死に祈ってくれている。

心配になった自分は、皆が祈ってくれている中、審神を行い神様に今の現状を尋ねてみる。

すると、頭の中でたくさんの餓鬼に似た半裸の方々が集まって来ていて、オニギリやお煮しめなどを手づかみで貪っている様子がはっきりと視えました。

20分が過ぎたと思われた頃、わたしは拍手を打ち、一旦祈りを止めて休憩を入れました。

「あのさ、、、祈り始めてすぐ、鐘の音がせんかった?」

反応は誰も聴いていないとの事。

「いやいや、絶対したって。頭上にあるポールに鉄が打ちつけられる音。カン、カーーーンって音がしたやろ?!」

「いや、全然、聴こえんかったけどねぇ、、、、、。」

「・・・あ、そうなの。今さ、神様にみせてもらったら多くの方々が海から上がって来てて自分たちが作ったご飯を食べてくれてるよ(笑)」

それを聞いた仲間内は言葉は発しなかったものの、少し感心したり、安心した顔だったり、どこか嬉しそうだったり。やっぱりこのメンバーで来て良かったってつくづく思いましたし、自分も同じ気持ちでした。

休憩を入れたもう一つの理由が、たくさんのお供え物に集まって下さっている方々から少し離れた所に着物を来た方や武士の方がいらっしゃったので、それを観た時に考えたのが、

「そうか。偉い方は後から食べるのか。ひょっとして、ひもじい想いをさせた部下から先に食べさせているのかな?」

と考えた為です。このまま、しばらく様子をみよう・・・・と。

束の間の休憩の後、もう一度簡単な言挙げとして、「心ばかりで恐縮ですが、どうぞ皆さまでお召し上がりください。また休憩する場所も設けておりますので、それぞれお使い下さい。」と祈らせて頂きました。皆さん、まずは水を飲み、食事が終われば足を洗ったりお風呂に入って貰ったり、手ぬぐい(タオル)で体を拭いて貰って、酒を飲みたい方は酒を飲み・・・・・とにかく遠慮せず自由にくつろいで下さいと更なる真心を込めます。

祈りの時間は、長くもなく、短くもなく。

特に外で行う際は、さらに周りにいらっしゃる、別の浮かばれない無縁仏さんや存在が集まって来ることがございますので、神祭が神祭にならないことがある・・・・これも師匠の教えです。

祈りの中、再度神様にお尋ねし、「もう頃合いじゃの。」とのお言葉が聞けたので、祈りを取りやめる。

2人の女性から連絡がなかったのが少々、気になっていたのですが神祭の幕引きを皆に伝えて、今日の日にご縁があったことへの感謝と今から向かう宗像大社への道の安全を祈り、一旦の祭りの終了の合図とする。

終わり次第、大阪さんとT君に片づけをお願いして、私はKさんに、Y君は奥さんに祈りが終わった事を伝える電話をする。

Kさんは電話口で泣いておられました。祈りはじめて、何故か涙がポロポロと落ちてきた・・・・と。

Yさんの奥さんは丁度今、電話を掛けようと思った時だったと、、、、まぁ、これで良いかと安心しました。

3人で片づけをお願いしている最中、まだ使っていない大阪さんの一合瓶が残っていたので、社の横にある石碑・・・恐らく合祀した神社のご神体じゃないかと思い、そちらに挙げさせて頂き一人で祈る。

T君には、お供え物と、オニギリをお弁当箱に入れたテイクアウト用の供物もお願いしていたので(笑)それは失礼にならない様に神社の隅に置かせて頂き、そこで改めてお手伝いして下さった地の山神様や、お弁当を持って帰りたい源平の方々にどうぞと言挙げをする。

昔、師匠がよくやっていたように供物の中で記念品として神様の許可があれば記念品を渡そうと考え、その場で伺いそれぞれの物をそれぞれに渡す。これも実は、今からはじまる「人の祭り」の中で重要な役割をしてくれてですね、、、、、気づけば師匠との神祭の中でウチの神棚は記念品だらけになっておりますが、それを観る度にその時の想いが湧き上がる・・・・・そんな効果があります。

海に流せるものを袋に詰め、ゴミをまとめて吉田神社は終了。

ここで気を抜かないように、最後の仕上げで宗像大社へ移動する。

つづく。

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コメント:1

金シャチ 20-04-25 (土) 23:13

こんばんは

ちょっと見ない間に物語が進んでいました。

ポールを打つ音がほかのメンバーに聞こえないなんて・・・?
不思議ですね~。そして、待機されていた女性陣にも鐘がならないのも
解せませんね~。
続きは、GAMAN WEEKに読めるでしょうか?
我慢・我慢の連休も、心穏やかに過ごしたいですね~。
いつかは、自由に神社詣りも出来るでしょう!

いつも楽しく読ませていただいております。

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