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五十猛様一族の神祭 八  最後の葛藤

  • 2009-05-26 (火) 20:08
  • 神祭

つづく。

神祭、本祭の前日。

私は100円ショップへ買い物に行き、当日に五十猛様へ捧げる 「ムラクモの剣」、天ノ香語山様へは 「布都御魂ノ剣」、また天ノ村雲様へは 「頭にのせる王冠」を製作するため材料を購入しました。本来ならミニチュアでもいいので失礼のないものを捧げたいのですが・・・・・・いかんせん情けないことにそう金銭的に余裕がある身分ではなく・・・・・「見かけより”心”のこもった捧げものをしよう」 と師の祭りより受け継いだ心を遺憾なく発揮させて頂きました。

丁度、剣は日本刀の模型を二本セットで持っていたのでこれに飾りつけをしてアレンジ、また姫様方々より御所望ございました布やその他美しい髪飾り・扇・また男神様が剣をはくための腰紐などは、すべて仲間内で担当を決めそのほとんどは手作りで作ってきて頂くことに。

当日の写真がないのは残念ですがそれはもう決してお金で買うことのできない、皆さんの「心」のこもったすばらしい品々ばかりでした。

数日前、師より 「これは今までの祭りで皆さんからお預かりした皆さんの気持ちだ。お前に渡しておくから大切に今回の祭りで使わせて頂きなさい」 と4万円が入った封筒をお預かりしましたが・・・・・これも祭りの後から分かったことですが全ては師の陰ながらの心づかい、引退の寸前まで30年近くも神祭りを幾度とくり返し全国各地から未だにお客さんはあっても実質は10年以上前に郵便局を退職され現在では退職金と年金で暮らされる師です。本当のことを言って私が突っぱねてしまう事を考え、嘘をついてまで渡してくれたこの封筒は金額の問題ではなく、「心の重み」 として大きく心に響きました。

製作が終わり心落ち着けてから今度は言挙げの準備に入ります。

何度も何度も言葉を考え、下書きを繰り返し紙に綴っていく。

師の場合は下書きなくともスラスラと口より言葉は流れ出、ここ10年でもう何度聞かせて貰ったことか・・・・・・今までがあまりにも簡単にみえるほどでして実際に自分で書いてみて、正直申しましてこれほど難しいとは夢にも思わずかなり時間をかけて出来上がった言挙げ。念のために師に最初に読んで頂こうと電話しましたがこういう時に限って留守のようでした。

「きっと神様が合格点を出してくれたんだな・・・・・」

そう勝手に解釈した私は、明日は早いからと早々に寝る準備を行い23時までには布団に入りました。

祈りの力が足りなければいけないからと急々に私と5年以上家族ぐるみのお付き合いさせて頂いている上さんに前もって連絡。この方は神様の事にはそう詳しい方ではございませんが私利私欲も少なく、普段はお子さん三人とお孫さん二人をお持ちの主婦として本心からこの国が少しでも良くなればよいとお考えの方です。当日は快く参加して下さる約束を頂き場所も私のマンションでは少し手狭になるため師にお願いして部屋を貸してもらう事の承諾をあらかじめ得、明日に備えます。当時は祭りの準備と仲間の方々のお迎え・送りがあったので朝は5時に起きるように目覚ましをセット。緊張と不安のためなかなか寝付けず、布団に入って30分を過ぎようかとしている時に・・・・・・枕元に置いてある携帯が鳴りました。師からの電話です。

少し安堵の気持ちで携帯をとり、得意気半分・ドキドキ感半分で師に言挙げを電話越しで読み上げさせて頂きました・・・・頂きましたが・・・・・・・かえって来た師の言葉は 「五十猛様への言挙げは悪くはないが・・・他の神様に対しては落第点だな」 とのまさかのダメだしでした・・・・・・・・・。

「そしたら・・・そしたら、今から書き直しますっ!!」

言挙げとは心を込めれば込めるほど、いいモノが出来上がります。どこか頭の片隅では 「やっぱりなぁ・・・」 と思いつつも、もうここまで来たら「意地」の一言しかありません。ここで引き下がることは出来ませんでした。

書き直しがはじまって4時間が経つ頃・・・・その頃は寝るのを諦めていた頃です・・・・・朝方の4時に携帯が鳴ります。これも師からでした。

「起きとったか・・・・オジサンが参考までに言挙げを書いてみた。良かったらこれを今から書き写しなさい・・・・・」

師も心配してか、電話を切り朝の4時まで私が恥をかかないように、また神々様にとっていい祭りとなるように今まで寝ずに言挙げを書いててくれたのでした。

「いけない、いけない・・・」 と思いつつも私の口から出た言葉・・・・・・

「・・・いえ、結構です。」

今まで備えに備え、心を尽くして自分なりに書いてきたと思っていた言挙げを睡眠時間と引き換えに書き直していた矢先のことでして・・・・・・今、思い返せばわかっておきながら大変師に対して失礼なことをしでかしたと深く反省はありますがここで、「はい、そうですか。ありがとうございます!」 とはどうしても素直に言えない私がいました。

気がつけば時計の針は朝の5時差し示し・・・・・・

不眠のまま風呂に入り禊を行い、荷物をまとめ 「もうぶつけ本番しかない」 と腹をくくっていざ、師の宅へと車を走らせます。体は前日の疲れを残したまま、しかしその分神経はいつも以上に尖ったおかしな感覚でいざ、本祭の日を迎えました・・・・・・・

つづく。

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コメント:1

太陽 09-05-27 (水) 4:03

あのぉ…読んでて心臓がドックンドックンと高鳴るのですが、、、「結構です…」
読んでて思わず口から出ちゃいました!
「ぁちゃ–っっ!」て

もぅ、映画ネバーエンディングストーリーの少年の様になって読み更ける太陽です!
顔も知らない想像上の師が現れてドキドキなんですけど!!!
ゲッ!4時ぃ?
私も眠れず朝を迎えそうです…(苦笑)

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