- 2009-05-30 (土) 20:03
- 神祭
その大屋津姫様を陰ながらお守りまた共に兄神に従われ、この国の誇れる豊かさ、緑の力をお与えくださいました妹神であられます都麻津(つまつ)姫の大神様。長き年月影としお働きになられ、決して目立たぬ様、表面己が功績を誇る事なく高き誇りを胸に秘め、私どもが社へと姉神様をお迎えに上がらせて頂きに参上しました時も決してご自身の事、ひけらかす事もなく自ら想いを伝える事もなく、ただやさしく静かに手をお貸し頂けました事。たいへん心足りず大きな過ち失礼があったと思いますがただこの日のため、誇りある王位継承の一族のため、またこの日ノ本のためと陰ながら力尽くしてくださっております事、心より感謝申し上げ誠にそのお姿、心も美しき方だと頭の下がる思いです。願わくば姉神様と常に心ともにある大神、都麻津姫の大神様。本日の祭りにおきましても姉神・大屋津姫様のお傍で守りくださりこの座へとお導きください。またあなた様への感謝の形とし、心ばかりのものではございますが美しき扇、美しき衣に化粧品や装飾品などご用意させて頂いております。
こちらをお受け取り頂き姉神様ともども、ささやかではございますがご用意させて頂きました心のこもった座、椅子へとおつき頂きますように私ども一同、心より信じ祈り挙げさせて頂きます。
最後になりましたが私ともご縁深く頂きまして日々お導きお守りくださっておられます天ノ村雲(あめのむらくも)の大神様。
幼き頃よりこの国のため、父神様同様この国を戦にあけくれその胸のどこかには母神様をお慕いし、父神様を敬い、天村雲五十猛様に強いあこがれを持たれその御力を発揮して頂きました大神様でございます。また国が落ち着けばその国をまとめるため、偉大なるスサノオの大神様のあがられた後にこの大神様の神代を他の神々と協力して勤め上げた大変功績のある神だと他の神々より聞き及んでおります。私がこの道、かむながらの道に触れさせて頂き人間の歳月で申し上げれば丁度、10年目を迎えました今。はじめより守り導いて頂きまして本当にご迷惑をかけ通しで頭のあがらぬ神ではございますが、正直に申し上げるとあなた様への言挙げ、最後の最後まで自分の心に通る、納得のいく言挙げが浮かばずにいました。何を何度書いてもどこか違和感があり、本心明かせば迷いました。
大変失礼を承知の上、祭主こちらに集って頂きます天村雲五十猛の大神様をはじめ天ノ香語山様・大屋津姫様・都麻津姫様ならびにこの祭りを陰ながら見守りお導きくださっておられます全ての神々様に言挙げの替わりにお願いしたき議がございます。この天ノ村雲命の大神様、幼き頃より父神様を愛し母神様を愛し、また人間で申せば大叔父にあたられます天村雲五十猛の大神様を尊敬し敬いの心忘れずその名、ご本名を頂き名乗らせていただいておられし神でございます。人間的に私の口より申し上げるは大変失礼かとも思いますがその御力の功績は大叔父様や父母様におよばすとも劣ることもなくこの国のため命を賭けお働きくれておられます神でござます。人の心を愛し自然を愛し全力持って私どもの生活を守りくださっております神、願わくば天村雲五十猛の大神様のお腰にはかれました正式な王位継承権の証と一族の誇りである証の 「天ノ村雲ノ剣」、五十猛の大神様 直接、天ノ村雲命の大神に譲り授けられ、頭には未来永劫にその御力をお貸し導き下さいます証の冠、天村雲五十猛の大神様の御手より自らお授けくださいますこと、心よりお願い申し上げます。さすればこの天ノ村雲の神、今よりはじまる乱れた世に立たれ今日の良き日を胸に誠意と心を尽くし、今以上の御力を発揮され、ご両親にあたられます天ノ香語山様・大屋津姫様におかれましてもその御子神様を見て安心され共に上へと昇られる事でしょう。
また私個人の想いといたしましては祭主、大変未熟者・若輩者ではございますがお導き下さいました大なる神々様の、また後ろ背より祈り通してくださる皆々様の心と期待をけっして裏切らぬよう、人生を賭け少しでも天ノ村雲様がより力を発揮して下さいますお手伝いができますようにと、生涯努力させて頂きたいと心かためております。
大変長くなりましたが神々様の今までの御苦労とご恩を忘れこの様な時代にしてしまったのは私ども人間のせいでもございます。これよりも私どもでできる事、それ以上の努力を微々たる力ではございますが祈りと勇気・努力と行動をさせて頂きまた数々のお願いをしてしまいましたが五十猛の大神様聞き入れて下さり、一族 天ノ香語山の大神様・大屋津姫の大神様・都麻津姫の大神様・天ノ村雲の大神様ならびたてまつり一族郎党の方々に及ぶまでその尊い御心と御力で今よりも決して離れ離れにならぬより高き神界へとあげて頂き、これよりの日ノ本の国のため御力お貸し頂きくださいます事、そのご降臨、良き祭りとなる事を信じ祈らせて頂きます。
平成 二十一年 五月 吉日 祭主および参加者一同
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