- 2009-05-31 (日) 23:52
- 神祭
私達の祈りは「天津祝詞」で統一しております。
時々、その音程やリズムを気にされる方も多いようですが私達の音程やリズムは師のそのままの流れを見よう見真似で身についたもの。本来は心込めれればそう気にされるものでもないような気もします。言挙げが終わり、合図とともに祈りがはじまる。ただひたすらに私利私欲を心より抜き去り、それぞれの方がそれぞれの心をこめた祝詞の音を聞く。
霊台は紫さんに徳さん、今回は師にも監督役として席に加わって頂き筆もとってもらいました。
はじめに走ったのは師の筆です。
まことにの、心のこもった人間参加された人々の心、神々も受けとられての。まぁ若き美しき女人みてまわり、みなのみなみなの篤き心を受けとられている。もうすでに神々下られているでの、祭主も大人になったの、と髭なでておる。名はいえんが心、安心されている神もおられるでの。 高祖(たかす)
この一言の筆書きでまずは安心しました。後は全力で祈るだけです。
続いて紫さんに言葉が降りてき、私に手渡しで渡してくれました。
神々、若き祭主の言葉聞かれわしも少し安心した所にある。今日この日を迎えるに小さきまた見落せぬ失敗ありても皆々、力合わせ一つ太き柱となっておる支えは多くある。ただ心の底よりわきいでる祈り、神々へと届けと願えば神々じき座とつかれよう。 八大塩
皆さんは不思議に思われるかも知れませんが、この霊台の方々が執ってくれる 「筆」 というものは決して他の霊台は祭り中、ほとんど見る事ができません。また、一つのコップを上から見るように下から見るように斜めから見るように、それぞれの守られる神が違う、またみる角度が違うために時としてその筆の内容がバラバラになる時があります。
・・・・が、これが祭りを進行していく上ですごく重要な事の一つでもございまして、みんなの筆が揃ってはじめて「形」となる訳です。例えばの話ですが、ある神様が「進め」とおっしゃられてもある神が「止まれ」とおっしゃられればこの二つの意見が揃うまで祈り続ける・・・・・良き神祭にするために1人の霊台の筆書きだけでなく、意見がすべて一致する瞬間を狙う、私達ができる語弊はございますが 「安全策」 でもあるのです。
時としてはじめからおわりまでピタリと申し合わせたように皆の筆が揃う祭りも、また全然筆が合わずに4時間も5時間も祈り続ける事もございました。とにかく初めての祭り、そうスムーズにいくはずがないと私は思っていましたのでとにかく全力で祈りを通すこと、またこれは感覚でしか伝えようがないのですが、皆さんの祈りが一つとまとまり、それを前の玉石にぶつける(?)ような感覚で祈り上げます。唯一、気がかりだったのは後一人の霊台、徳さんはしばらく祈り続けなかなか筆が走る様子がなかった事でした。
一斉にスタートした祝詞の声。
まずははじめに頂いた二神様の、師と紫さんの筆書きを胸に込め祈り続けます。
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コメント:2
- タケル@名古屋CITY 09-06-01 (月) 9:43
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毎回熱い想いを込み上げながら読んでます。
熱田神宮がおそらく産土神であり、日本武尊様と縁を感じて、この神祭をすごく興味深く読ませていただいてます。
- 越後人民 09-06-02 (火) 17:07
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村雲さま…今日用事が有ったのは、此処だったんだと今解りました(苦笑)
新潟県の越後一宮
「弥彦神社」
祭神:天香語山命
(本殿脇摂社に御子神等)御神体山の弥彦山と、すぐ隣に妻戸山を御夫婦で寄り添う様に、峰を並べられています。弥彦山頂奥宮には、御夫婦神を祭る霊廟があります。弥彦山裏側に、御妻神の妻戸神社有り
佐渡一宮
「度津神社」
御祭神:五十猛命・御妹神二神…他摂社稲荷神等
…先月から、「伝えたい」との事で…私には、良く解らなかったんですけど(焦)今読ませて頂いて、涙が止まりませんでした。実は、私とメインに行動共にしてるのが、佐渡の人間なんです。
以前…「何かのご縁」と勝手に、申し上げましたけれども、神様のご縁みたいですね。
有難う御座居ました!
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