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天宮十二宮 桜の神祭 ① 炎の女神の巻

今から綴らせて頂く物語は時は1999年、今より約10年前のお話です。当時、私は師に弟子入りしたばかり・・・・それぞれ個性があっても頼りになる大好きな兄弟子方の末席に加えさせて頂きまして師が祭主を務めたり、当時は兄弟弟子の中でも最年長にあたるNさんが祭主を務めて頂いてた頃の話です。一番、年下だった私ははじめて「神」という存在に触れ、まだまだ右も左もわからず天津祝詞でさえウロ覚えの時でした。師や兄弟子達にからかわれながらもすごく可愛がって頂いた記憶があります。その時に師が簡単にまとめてくれていた神示の記録書をお借りし、少しでも神々様のお考えや想いが皆さんの心に響いてくれればと願いここに綴らせて頂きます。

わたしが知る限りでは9年前より同一のご神名が数多く出てこられますがこの神々の個性はひとつも変わる事なく、また今読み返させて頂いても言葉ひとつ色あせることなく、懐かしさと共に私の心に響いてきます。もう10年前の話、また私自身がつけた日記ではないので所々意味も分からず話も飛ぶ所が多いとは思いますが、これもひとつの形として残しておきたいと思います。

「神と人との出会い」

交信出来る神と人。まことに不思議な関係であります。私にいたしましても古事記・古文に出てこられる神々、霊台を通し時空を超えてこれだけ多くの神々と接し、問答させていただいた人間も少ないと思っています。他の仲間の神祭の時は私も霊台を務めることもありますが、この十二年に及ぶ西の岩戸神祭 神々のはからいと思いますが全く宗教とか信仰の知識のない、二十代の若者が私の前にすわると突然霊能が開けて、神々の言葉きこえ、又目に見えて文字を書き出します。諸々の現代社会で現実世界を必死で生きている子が五分で私より遥かに偉い霊能者に変身するのですから常識でいくら考えても答えのでることではありません。しかし、人間社会の諸々の事情で皆、大人の社会に入る為に去っていきます。しかしその時また、新しい者が生まれます。人間、個性がありますから同じ名の神の交信文表現に違いは生じますが神々の基本姿勢に何も変わりありません。霊台の時としての神示を読めば神と交信できれば一切の学問不要の様な錯覚に落ちる時もしばしばあります。平成十年の暮れから平成十一年の六月まで三人の青年の霊能が開きました。二度と行うまいと思っていた「神祭」私も再び重い腰を上げました。五十七歳になって綴る記録文も四十代と違って少し格調高くとおもいましたが、そのまま記録更新する事にしました。どれほど才能があっても最初は若者の潜在する自尊心とか気概が見え隠れします。しかしこれも当然の事です。

さて古代から「12」という数字、不思議な記号です。年の月の数、時計の針、黄道十二星一つの古代よりの聖数の一つです。この巻から新にはじまる物語、「天宮十二宮」人間の魂の室、十二室開く祭りです。何がどう展開していくか私自身も想像もつきません。いつの日か、どなたかの目にとまり一読して下さって何かそれぞれに考えていただくより方法も見つかりません。又、私にとっても今、口に出せぬ想いもあります。第一宮からのこの巻は「火と水」「陰と陽」「男と女」の祭りです。この炎の女神の巻は第一回目の祭りです。しかし霊台が訓練も交えて書いた文は半紙二百枚とききません。最初は川の底から砂金をさがすのと同じで玉石混合の文も多く五十七歳になって読み返し整理するのは昔の様に体力が続きませんので二回目の祭りを先に記録してこの一巻目に取り組んでいます。神々の意識、何処から伝わってくるのか何十年たっても解りません。神祭を十二年してきたからといって私自身何も悟っていません。時は昔の預言者、近代の宗教者やら滅びの予言を定められた一九九九年です。一人の人間として素晴らしい二十一世紀くること、心より願っています。 1999年  曹(師)の手記より

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コメント:1

太陽 09-06-18 (木) 22:34

神々の意識…

神が人に神の意識を伝えなければならない神のお心。
伝える必要も無い世なれば善いのですが、伝え無ければならぬ世にした人の世を今、師匠のお言葉より改めて考えさせて頂いております。
人が人として人らしく生きようと何故しなくなったのか。
いつの世から人は生きる人として神と交わらず語らなくなったのか。

又、何故神は特定の生きる人に神の意識を伝える様になってしまったのか…
神が選んで神の意識を通しているのか、それとも人が心を開き神の意識を通しているのか…

人としての回帰を改めて考えてみます。

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