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天宮十二宮 桜の神祭 ⑥ 炎の女神の巻

今は師が残してくれた手書きの小冊子をたどりながら、昔を思い出し懐かしみつつブログを進めております。考えればたった10年の歳月ですが神祭の内容も昔と大きく時代と共に大きく様変わりを見せております。何が一番変わったのか・・・??

これもやっぱり、「人の心」。

師いわく昔の祭りでは供え物は農家の方より土のついた新鮮なものを仕入れたり、水はわざわざ太宰府の竈門神社まで汲みにいき、望まれる品々はほとんど出来るものは手作り、または神々様が望まれるものを全国各地に人が走って手に入れていたそうです。今の私たちは・・・・・「供物」と言われれば思いつくのが「100円ショップ」 の時代・・・・・・・。あれは代用できないか、これとこれを組み合わせればどうにか納得して頂けないか、またスーパーにいけば旬以外のものまで揃えてある時代です。

今日は「桜の神祭」で神々様求められた供物、これにも実は一つ一つの意味があり、それを記せればと思います。

「黒の玉」 人間の心を黒の色とし、それを穢れなく清め頂く形の玉

「青の玉」 地球と水と人の心を清む神々の御心あわらす形の玉

「光通す玉」 水晶の白き玉、全てに光通し下さる神々の御心の形の玉

「緑の玉」 木緑草々守られる神々の御心あらわす形の玉

「銀の玉」 人間が誤った姿、宗教倫理、神々と人間を遮断した人間の高慢の心をあらわし、許し水に流し火にて暖め人が人の心を取り戻せるよう、神々に願い込めての形の玉

「オレンジ色の玉」 人の心の寂しさをあらわし暖かき心の燃ゆる輝き一人一人に願いあげます形の玉

「白の玉」 すべての物が平等であるという神々の御心示しくださいます玉

「紫の玉」 神々の心すべてに今、心曇り解らぬ私ども人間に教え導きの願いあらわす玉

「桃色の玉」 人が人に愛と恋の形あらわす玉

「毛糸の玉」 人間すべて情の糸で結ばれるを願う玉

「金色の玉」 神々すべて宇宙の光、形としての玉

「茶色の玉」 すべて土より出で、交ざり合い土に帰る生命根ざす形の玉

「磁石」 人と人を引きつけ、神と人の結びを願う形

「針」 人を愛するでなく己と人を切りわけて己の心傷つけ己の心、また満たそうとする無意味の形

「毬」 すべてに祈る人間の本心の心、天宮に上がり届くを願いし形

「二十七個の五円玉に結んだ願い文」 一人の愛するは己も神も親も子も夫も妻も恋人も友人もすべてにかかる人間の愛の形

「七色の吹流しの旗」 この祭り、また今よりの祈り、七つの道通りても虹と同じく一つの神世の架け橋 虹の光となりて神々様にその光の橋かかる願い

「釣竿」 男が女人に精のつく魚また諸々の食物運ぶそのすべての心を表す魚を獲物入れて持ち帰る男の愛の形として

「袋財布」 これに入れし白き玉、数々の色の玉。美しき貝は男が愛する女性すべてに持ち帰り、時に金ともなり時に女人の身を飾る宝石ともなり男の愛の守りの誓いをあらわす品々

「六つの杯の桜酒」 男と女、すべてに現(いま)の世においても神々と互いにすべてその愛貫く誓い固めの六桜花の酒盃

「伊勢えび」 すべての和合の祝い席、喜びの形としてあらわす海老

「清榊」 祭主はじめ祈る全てのものまで今日の日までの良しも悪しき心も水に流し清めくださる神々の榊

「清水」 この地球(水の星)をあらわす水の中に地球の形をおいてこの星の形あわらす清水

「白赤半分ずつ合わせた餅」 白と赤に分かれても元は同じもの。相対している様に見えても元々一つのもの。一つのもの二つの形色で別に見えても合わさって、まるき調和また、一つの物である事を形としてあらわした餅

「十二のコップの水」 天宮十二宮を写し、その神々への人間の誓いの心の形

「提灯」 暗闇を彷徨う人間の歩く道に神々その道照らしくださる心に感謝と導きくださるを願うもの

「火打石・薪」 すべての人間、良しも悪しも人間、己で創り出した心、神々すべて水に流しくださった後、火で暖め本当に人間のぬくもり心取り戻させてくださる神々様へ、人間のすべての心の底の願いこめての形

「縁結びの御守袋」 お互いに持ちてその人と離れていても心は一つと神に誓いし縁結びの神の守り

「十二色の輪」 十二に別れし心を繋ぐ、十二色の輪を形としての色紙の輪

「月を表す形」 この地球を照らし人々またすべての心なごめ下さる桶の水と月

その他、神々全てに食物与え命与え育つため恵み下さる穀物・果物、心和ませくださる花、香り。すべての者に必要にありて全てに清め下さる塩。人間の心すべてにこめ神々にお捧げする草々の品々。神の光受け己の心写しだす神鏡の前に言葉につくせぬ人間の思いすべて形としてお供えさせて頂きます。 

平成11年 4月 25日 O・R 

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コメント:1

太陽 09-07-04 (土) 1:32

管理人さんを始め仲間の皆様には本当に陰ながらですが頭の下がる思いです。

お師匠様が言われた様に昔は地域の方や信仰されていた方が感謝の気持ちを込めて持ち寄っていたお供え物も今では仲間内で揃えなければならない…寂しい限りですね…

100円ショップですか…
便利と言えば便利ですが、そんな時代の流れを汲んで受け入れて下さる神様方々に感謝致します。

神様がお求めになられる品々をお仲間の方々とあれこれと探し求め、手作りで制作されるのは大変な事でしょうね…

そしてそれには全て意味合いがあるのですね。
私はこうしてブログを読んみながら知る事しかできませんが、お仲間の皆さんのお心だけは多少ではありますが感じられる様に心を通したいと一文字一文字大切に読ませて頂いております。
感謝。

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