- 2009-07-15 (水) 23:04
- その他
前回で 『天宮十二宮 桜の神祭 炎の女神の巻』 は終了いたしました。
振り返ってみますと今の私達の神祭と、たった10年の月日ですがこれほどまでに変わるのかと・・・・・少し切ない気持になりました。よく私が話す時に伝える事があります。『供養とはお墓の場所一つ捜す所から、花を買い供物を買いに行く所からすでにはじまっているんですよ』 これを神祭にたとえると、神々様の第一声が降ってきた時からすでに 「神祭」 ははじまっています。どんな供物をどこで手に入れるのか?指定のある神社をどういう経路で日数内で回るのか?神々様の言葉をどれだけ拾ってどういった祭りにするのか?・・・・・・またその中で最後の師の言葉でもあったように、結局は人間のやる事。人間同士のドラマ・・・・と言えば聞こえはいいのですが(苦笑)、人と人が接する時にはそこに愛憎も喜怒哀楽もあり、仲間同士だから解りあえる事・仲間同士だから反対に解り合えない事など・・・・・・人間とは忙しいものですがその中の一瞬で心を一つにする、協力しあう。これが神祭と同時に行われる、「人の祭」だと私は思っています。
常に向き合うのは「自分自身」。祭の度にそう教えられている様な気がします。その中で今までに活躍された兄弟子の方々、信仰の先輩の方々の心を見た時に・・・・・・一言で「熱心な信仰」とは表せない心の温かみがあります。
今回、このような機会で10年前の神々様の声を拾う中にも一番に感じた事・・・・・・それは降ってくる神々様の声のあたたかさでした。これは10年前と比べて「神様の心が冷たくなった」という訳ではございません。最終的に筆を執るのは人間、やはり大切なのは私達の心です。相手がどんなに大きく強く温かい発信機をお持ちでも、受信機の性能に限りがあればそれが限界となってしまいます。決して難しい天界の尊い言葉を使わずとも・・・・・・読み終えた時にじんわりとくる、血の通ったあたたかさ、、、、、、反対に言えば、それだけ先輩方・兄弟子の方々の心には純粋さやあたたかさ、またいい意味での人間臭さなど 「神様に対しての想い」 がまた一味違ったんでしょうね。これは素直な私の気持ちです。
だからと言って今の仲間達が決して冷たい・想いが足りないと申している訳ではございません。傍目から見れば 「なんと馬鹿らしい事を・・・・」 と思われても私達は私達なりに、ただまっすぐとその言葉を受け止め出来る範囲でそれを消化していく事に出来る限りの誠意を込め、それを小さな尊厳として日常を送っているメンバーです。師の言葉に幾度、「今は時代が違うから・・・・」という言葉を何度呑み込んだか分かりませんが・・・・・本来、いくら時代は変わっても人の心はそう簡単には変わらない、変わってはいけないものだと今さらながら気づきます。何千年、何万年と変わらない神々様の心・・・・いくら考えても人間である私達は理解できる筈はございませんがその御心や御言葉に触れる事によって少しでも人間らしく自分らしく、たかだか100年にも満たない人生を送りたいと切に願っております。
余計な後書きが長くなりましたがこの10年前の 「天宮十二宮」 の祭とは3回に分かれていまして、次回からはこの約三ヶ月後に行われました、『天宮十二宮 七夕神祭 -草薙の剣の巻-』 を綴っていきたいと思います。
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コメント:2
- show 09-07-17 (金) 1:56
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神様でも、夫婦間など、人間関係で溝が生まれたり、悩んだりするんですね。
ちょっと意外だったのと同時に、少し神様に親しみを感じました。最後は、思いやりに満ちた言葉がたくさん下りてきて、私も温かい気持ちになりました。
以前、イザナミの女神様のお言葉に同感などと書きましたが、私はイザナミ様のように立派ではありません。
いつも旦那はじめ家族に助けられて、なんとかやっている未熟者です。
イザナミ様の気持ちが理解できる、と言いたかっただけで、、、。
偉そうに、すみませんでした。 - LOY 09-07-18 (土) 19:48
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管理人様
はじめまして。
先日より時々お邪魔させていただいております。いざなぎ様、いざなみ様の神名を拝見した時には鳥肌がたちました。
このはなさくや姫様も同様です。なんと申しますか、私は男でございますが、いざなみ様のお気持ちは
切なくなりますですね。いざなぎ様といざなみ様が寄り添うお姿を想像
いたしました。
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