- 2017-11-11 (土) 20:40
- 神祭
きつかった。きつかったんですが、何か妙な満足感と高揚感の中で私たちは上へ上へと目指しました。
男が4人も歩けば、それぞれの体力にあわせてどうしても距離があいてしまう。まぁ、目的地は同じなのでそんなに心配はしておりませんでしたが、一番年上の頼りにしてた大阪さんが遅れ気味、、、、、
「先に行ってくれ。」
その言葉に甘えてAさんを筆頭に私、Yクン、大阪さんと山道を歩く。歩く。歩く。
比較的、歩きやすかったと思うんですがところどころに、階段になっていたり、道幅が狭かったり、普段なかなか山を登り慣れていないわたしにしては頑張った方だと思います。いつもの神社参りなら喜びに変わる背中の荷物(お供え物のお酒)もこんな山道じゃ恨めしくもあり、、、、、
結局、一番重たい荷物はAさんが持つことに。こんな時、率先して担いでくださる人はかなりありがたいです(笑)
途中、振り返り振り返りつつ、大阪さんの生存確認をしていたのですが、途中で
「ま、いっか。大阪さんも神様に呼ばれた方なら大丈夫だろう。。。。」
なんて面倒になってしまいまして(苦笑)
後から聞いた話では、大阪さんを心配してかYクンがあまり距離を空けすぎず常に大阪さんを振りかえりつつ、登ってくれたとの事、、、、、さすがYクン。
勢いに任せたAさん、わたしペアは案の定、 「よし、着いたっ!!」 と頂上ではしゃぎたい心を抑え、目前に石の祠が神秘的に立ちすくんでいる姿に恐る恐る近づきつつ・・・・
「よし。2人を待ちましょう。」
なんて先に着いた者の余裕を醸し出しつつ、今にも祈りたくなる心を抑えてまずは挨拶だけ先に済まさせて頂く。
その内、Yクンが現れしばらくして大阪さんがやってくる。
Yクンが頂上に着くなり、見つけてはいけないものを見つけてしまう、、、、
そう。それは頂上より少し下に降りたぐらいに停めてあった、一台の 『車』。
「・・・え?まさか、、、ここまで”車”でこれるんじゃないですよね、、、、まさか?!」
実はAさんもわたしも頂上付近で気づいたんですが、どうやら私たちが登った反対側からでは車で登れるらしい(汗)
「いやいやいや、登ることに意味があるんだよ。神様から何か貰えるんでしょ?これぐらい頑張らなくちゃ!!」
祭主、適当なことを言って大阪さんを待つ。
で、息をゼーゼー切らしながら現れた大阪さん、なにか登り初めと服装が違う。。。。
「途中で、レインコート脱いできた。ついでにリユックも置いてきた。」
なんと男らしい、、、、いや、捨て身ですな。リュックの中には財布もなにもかも全て入れてるらしいのに。。。。
「ちょっと!せめて財布だけでも・・・・・!」
「いや、そう思ったんやけどな。ポケットがない。」
いやー疲れがぶっ飛びました。ご本人には申し訳ございませんでしたが、失笑、、、、いえ、ひょっとしたら爆笑してたかも知れません。悪気はなく。
で、いよいよ4人揃って目の高さより少し高い台座の上にポツンと立つ祠へ祈りをささげることに。
この時はすでに雨も止んでおりました。
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