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五十猛様一族の神祭 拾  五十猛様への言挙げ

  • 2009-05-28 (木) 18:02
  • 神祭

つづき。

私は厳粛な雰囲気の中、二礼二拍手の後に言挙げを行います。

言挙げ。それぞれの心の神の名を持ちまして今日という良き日に集わせて頂きました日に祭主「雲」、謹みて心より言挙げを述べさせて頂きます。遠きこの日ノ本の国にありまして、古代よりこの国のため平和のため民族のためと力を尽くし心を砕いてくださいました神々様に私ども一同、まずは心より感謝の念をお伝え申し上げます。多くの神々様の祭りに参加させて頂くなかにスサノオの神大なる大神様と、名は多くあられましょうが天照の大神様の御子神にあられまして五十以上の戦の武功を立てられまして、五十以上の徳を持たれ、この国のため大なる働き、力を発揮してくださっておられます正しき王位継承権を持たれます神、五十猛(いそたける)の大神様。この国のため時には涙をのまれ平和のためとその剣を振るって頂き、中にはそのお働きをヤマトタケルの大神やその他の神の手柄とし譲り渡され、戦の合間や戦が終わればこの日ノ本、日本を豊かにするため一本一本の苗木を植えと、誠に心やさしき神とお伺いしております。

五十猛の大神様が先の日本、先の私ども民族の生活を考え夢見、期待と心をこめて託して下さった今の日本。己の欲、または家族や周りの者のためと申してみてもその恩恵はほぼ吸い尽くされ、緑を伐採しすぎた為に起こる地球の温暖化からはじまり砂漠化・気象の変化・他の動物、生き物の絶滅、今は先の想像もつかない世界規模で蔓延し恐怖を味わっている進化しつづけるウイルス。

金という道具だけを求めすぎ、金がすべてだと錯覚し、気づかぬ内に人間らしい心を忘れ時には命まで奪い合う、誠に情けなく申し訳が立たない時代でもあります。人間は誠の情や勇気を失い、心を失い、テレビのニュースをつければ幼き頃に見た内容とはほど遠く、悲しく悲惨なものばかり。これも私どもの欲得にまみれてしまった今の現実でございます。

お金は大切な道具、また文明は私どもの生活の基となっております事、決して否定はできません。しかしながら夢中になる中で限度も知らず道を踏み外し、稼いでも稼いでも人間とは欲深いもので更にその上を目指し、また文明によって創り出す楽な道具も時には自分なりの都合の良い正義をつらぬき、気づかぬ内、または目をつぶっても他を犠牲にして己の欲を満たすことを覚え、失ってはじめて解る愚かな人間に成り下がりました。すべては私どもの「心」、ただ一つが追いついてなかったものだったと今、深く反省しております。しかしながら現代とはいくら反省しても取り返しのつかない瀬戸際まで時代がついにきてしまいました。

五十猛の大神様の、一本の苗木よりはじまり遠き幸せのある国を願い、注いでくださいました万分の一の心でも私どもは今一度取り戻し、偉大なる神の御心を今の世に、たとえ小さくとも遥か遠くであっても古に五十猛様が一本よりはじめられましたように心を込めて今の世に広げ、次の時代の人々まで残し伝えていこうと覚悟を定めました計8名の者々でございます。

まずは感謝の心とあわせて反省の心、そして明日から今日から、今からの覚悟と勇気にかえまして、今の日本の人口にかえれば本当に少ない人数でもございますし心足りない所も多くございます若輩もの、未熟者ではございますが祈りを真剣に、精一杯の心をお伝えさせて頂きたいと思います。天村雲五十猛大神様、何卒この場へとご降臨くださいましてこれよりも私ども、またこの国を守り導きその偉大なる御心と御力を共に発揮して頂ければ大変おこがましくもあり、厚かましい願いではございますがこれほど心強くまた、嬉しき事はございません。今日の祭りにおきましては五十猛の大神様も陰ながらご心配されておりました妹神様であられます、大屋津姫(おおやつひめ)の大神様・都麻津姫(つまつひめ)の大神様、別名かむなほひ・おおなほひの神とお伺いしておりますが、この神々様と共に夫婦神であられます高倉下(たかくらじ)の大神様、別名を天ノ射立(あまのいだて)・天ノ香語山(あまのかごやま)様、また古には倉師大明神様として祀られておられました神、またその御子神であられます天ノ村雲の命の大神様も同じくこの座、この祭りの宴の席へとついて頂ければと願っています。

続く・・・

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コメント:3

show 09-05-28 (木) 23:00

読んでいて、耳が痛くて泣けてきました…。

本当に、こんな世の中になってしまったのは私たちの傲慢さのせいです。
なぜ人の心を忘れてしまったのでしょうか。
申し訳ないことです。

今の自分は心を持っていると自負していますが、私にできることは小さすぎてこの世を変えるには到底及びません。

神祭の祈りが多くの人に伝われば良いと思います。

エリ 09-05-29 (金) 0:35

胸が痛くなりました。
いつの時代から この様に心を重んじる事が出来なくなってしまったのかと、全てに於いて 反省しております。

胸が痛くて涙が溢れます…

私一人ですが、心を入れ換えたいと思っております。

セイジン 09-05-31 (日) 14:28

はじめてコメントさせていただきます。
神様への感謝の言葉(言霊)が胸にしみます。
本日、私の近隣の青山神社(茨城県東茨城郡城里町)の五十猛様をお祭りしております、社に、お参りしてまいりました。
管理人様、皆々様のご成功をお祈りしております。

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