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2009-05

五十猛様一族の神祭 八  最後の葛藤

神祭、本祭の前日。

私は100円ショップへ買い物に行き、当日に五十猛様へ捧げる 「ムラクモの剣」、天ノ香語山様へは 「布都御魂ノ剣」、また天ノ村雲様へは 「頭にのせる王冠」を製作するため材料を購入しました。本来ならミニチュアでもいいので失礼のないものを捧げたいのですが・・・・・・いかんせん情けないことにそう金銭的に余裕がある身分ではなく・・・・・「見かけより”心”のこもった捧げものをしよう」 と師の祭りより受け継いだ心を遺憾なく発揮させて頂きました。

丁度、剣は日本刀の模型を二本セットで持っていたのでこれに飾りつけをしてアレンジ、また姫様方々より御所望ございました布やその他美しい髪飾り・扇・また男神様が剣をはくための腰紐などは、すべて仲間内で担当を決めそのほとんどは手作りで作ってきて頂くことに。

当日の写真がないのは残念ですがそれはもう決してお金で買うことのできない、皆さんの「心」のこもったすばらしい品々ばかりでした。

数日前、師より 「これは今までの祭りで皆さんからお預かりした皆さんの気持ちだ。お前に渡しておくから大切に今回の祭りで使わせて頂きなさい」 と4万円が入った封筒をお預かりしましたが・・・・・これも祭りの後から分かったことですが全ては師の陰ながらの心づかい、引退の寸前まで30年近くも神祭りを幾度とくり返し全国各地から未だにお客さんはあっても実質は10年以上前に郵便局を退職され現在では退職金と年金で暮らされる師です。本当のことを言って私が突っぱねてしまう事を考え、嘘をついてまで渡してくれたこの封筒は金額の問題ではなく、「心の重み」 として大きく心に響きました。

製作が終わり心落ち着けてから今度は言挙げの準備に入ります。

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五十猛様一族の神祭 七  濁流の中の一筋

どう言い訳してもすべては祭主の責任です。

しかしありがたい事に、指定の社でお待ちくださっておりました大屋津姫様も私たちの参拝した社へと「慌てて」来てくださり、妹神様のお力で「しぶしぶ」お降りになって頂いたそうです・・・・・・。

大屋津姫様、ツマツ姫様はじめそちらの稲荷神社に祀られていた 「伏見稲荷の大神様」「宇迦ノ御魂の大神様」 にも大変なご迷惑をおかけする事になり、その翌日は紫さんお1人で本来、指定のあった社へとお詫びに行って頂いたそうです。

質問:この祭りの意味について改めてお教えください

さて妹神はじめ一族の皆々を五十猛様の御心、兄神また夫や子を想う姫神の心、理解出来るかの。これは美しき物語の中の事ではない。これをそのまま人間の世に置き換えてみるが良い。親を殺し子を殺し人を傷つけ裏切る心。この一族の中には一点もないがの。この思いやりと申すか、身内よりはじまり一族へとそしてまた他の人々までも広がるこの愛の連鎖。それを身をもって伝おうとする五十猛様の思いをくみとり学ばねば祭りしても何の意味もなき事。神々は決して自らの心、なぐさめてほしい訳ではない。学べというておられる事じゃよ。 八大塩

質問:妹神ツマツ姫様へ直接、お言葉下さい

私はいつも少しうしろの方から見ておりますが、これも私の役どころと心得、必要とあればいつでも前へ出る覚悟だけは心に秘めておりまして何も思われずとも私に要る物などございませんし、皆様の心温かく想うて下さればそれが何よりでございます。さて皆様が迎えにときてくださいました神々、今静かに座し音もなく時を待たれておられます。五十猛様そのまわりに守りとつく様にじっと見守られ、私も安心いたしておりますが、すべて約束果たし下さいまして私の兄神への心にかかる事も消えました事。私は兄神の天村雲という名をとても好いておりましてこの名の消された事、気にしておりましたが。 ツマツヒメ

質問:どのような心で祭りにいどめばよろしいですか

自分に親があり子があるように他人にも親があり子があり家族一族ありと、己の一族想うのと同じ心で他人を想える心を持って欲しいと願われるがこの五十猛様御一族にあられよう。求める愛ではなく与える愛、見返りなど求めずただただ、大切に想う心で神々祈れば心は通じる。神々も人を自らの子と思い大切に想うてくださっておる事じゃよ。 八大塩

さて振り返ればこの今の世のあり方、その心を見た時にの。少しいにしえの人々の考えを思い浮かべるのも良き事かの。当たり前を当たり前と行い、そこに尊敬も敬いもまた誇りも持たれた方々多かったはずじゃよ。慌て走りたこの数日の心、祭主の心はどうであったろうか。いつも心に一つしか見ず、一つ見れば他を忘れ、人を見れば神を忘れ、神を見れば人を忘れとの。これはの、日々の己の心、どうこうと今申しておる訳ではのうての。これも当たり前の心、心底にあればと言うてもまだ今は難しかろうがわしより申せば人が人であればいわずとも自然に心に浮かぶ事でそう難しい話でもない訳じゃがまずは何事も心で当たらぬとまた分からぬことも多いじゃろうし。一つ腹くくりてやり抜くことじゃよ。 天神

気づけばこの国の人の心も枯れ果て、またこの国自身も枯れはじめの時でございましょう。そこにたった一匹の羽虫が真剣に世を送る中、では時には神々の名を語りその名を使う人間という生き物は何をもってこの世に挑まれることでしょうか。また今のあなたに何が出来ましょうか。出来ることはその一瞬一瞬に心尽くすこと。そう多くは望んでおりませんが過ぎた事を悔やむより、反省なき者とはその心だけで終わるもの。また本気で反省、心改めることとはその分だけ本気でことに当たらねばなりません。わたくし静かに後ろ背より見守りあること、忘れずに恐れずに前に進みなさい。 下照びざい天

神祭り、本祭の日が刻々と近づいてきました。

五十猛様一族の神祭 六  手痛い失敗

大きく進路変更したはいいものの、やはり不安は残ります。

はじめに出てきてくれた 「ヤマトタケル様」 というキーワードが宙に浮いたままでしたので・・・・・再度、徳さんにメールで確認する事に。双方慌ただしい中、しばらくして折り返しの返事を送ってきてくれておりました。

さて、これまでの神祭ようと説けば事足りると思うがの。まあ、イソタケル様とヤマトタケル様この祭りにおいては、同一と考えて進められて良い事であるが、実際に一言では難しきところもあって、この事深く考える必要は無いと思うがの。いずれにせよ、この度の祭り、策うっても何もならんしの。深く考えずも、深く思い、これまでと同じく礼を尽くすだけで良い事での。まあ少なからずヤマトタケル様も力借りる事あるで、礼だけは尽くせば良いでの。 望月

ここまで来ると迷っている暇はございません。

心の中で 「ヤマトタケル様、次回ご縁ございました時にはまた真剣に祈らせて頂きます。今回は御挨拶だけで申し訳ございません。」 と心の中で手を合わせ、この徳さんの神示を後ろ盾とした私の心は次の参拝させて頂く二社に心を集中させます。初日に 「天ノ村雲の命様」 を思いがけずお迎えさせて頂いた私たちは、次の参拝日で父神 「天ノ香語山様」・母神 「大屋津姫様」 をお迎えする準備を整えます。

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五十猛様一族の神祭 五  合わさるそれぞれの想い

<神々様の系図>
神々様の系図

「何故、そういう時こそ自分の神様に聞かないんだ?」

今となれば陰より力を貸してくれていた師の親心とわかるんですが当時の私は違いました。

ようやく自分の本来の目的ある人生を歩き出した感覚の中、気合と誠意とそれを上回る不安と緊張で全力でぶつかった最初の神々様のお出迎えでさっそく壁に当たった焦りと苛立ちと情けなさ・・・・・・

師にそう言われ我に返り、まずは心を鎮めて筆をとります。

質問:さっそく壁に当たりました。この先どうしたらいいのでしょう

祭りの座。それぞれの神にそれぞれの想いありまして、まずは時が少なかった事は仕方もなきことですがあまたの神々の言葉をたずねあげ、その真意を深くたずねる事より祭りの準備としていく事。次より大切なことでもございますが、本来、一歩ずつの歩みもここまでフタをあけてしまえばこれもまた仕方なき事。まずは高倉下天ノ香語山様に心より祈りあげお下り頂き、祭り前に祭主あらためて姫神様へと事の祭りの運びをごあいさつ申し上げ、ここで揃うた神々、高倉下様・天ノ村雲の命様、また妻であり母であられますカムナオヒ(大屋津姫)様の魂とともに座を設け、また同時に祭りの主であられます五十猛の大神様この宴とあわせくださいませば、なお一層のよき祭りともなりましょう。 びざい天

質問:高倉下様のことをあまり存じ上げません。教えてください。

この神、戦の前に立つと申されるより、多くの武功もございましたがその戦で得た人やものを管理される、いえばこの神も全国を忙しく走りまわられた神で息子であります天ノムラクモの神とは戦場にてその心や身、共にされても妻神様とは互いに遠くの空をみあげる仲にありまして、口に出さずも息子のムラクモの神も母慕う想いも強くありましょうし。
その辺りようあなたの心に写しとり神々心安まるひと時を作りだすあなたの覚悟ひとつあれば良き事かと思いますが。 びざい天

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五十猛様一族の神祭 四  溢れ出す迷いと神々

朝の10時半に待ち合わせて、紫さんと一緒に祈ってくれる仲間の方、3人で一路飯盛神社を目指す。前の日は神社への御挨拶の言葉を考えすぎまた緊張しすぎていた私は一睡も出来ず、いざの本番では頭がボーッとしてたのはここだけの話でもございます。

まずは飯盛神社の本社へ御挨拶を行い、今日の目的を伝える。

現在、ホームページで確認しますと飯盛神社の本社とは西側に「白虎」、東側に「玄武」を彫刻したすばらしい神社なのですね・・・・当日はそれを眺めみる余裕もなく、その足で 『中宮社』 へと向かいました。ここより山にある階段を登れば「中宮社跡地」というものがあり、そこの一本の苗木から五十猛の神が植林されたと言われているすばらしい所です。

まずはこちらで山神様が集われる場所を霊感で感じ取り、急ぎお酒・お水・買ってきた弁当・甘いものとお二人が作ってくれた真心のこもった握り飯を供えさせて頂き、日々のご修行を労わせて頂くと同時に、日々この社をお守り下さっている感謝の気持ちを伝えます。

その後、3人で祈りの声を合わせ五十猛の神様にお下り頂く儀を行う。

これは表現が難しいのですが祈りの中で神様がお下り頂いた感覚を得て、すかさず霊台の紫さんに筆をとって貰い再度確認の意味を含めて神様よりお言葉を頂きます。

あおき風に乗り参られし五十猛大神、清き玉と共に山降りられよう。国常立大神・妹神二神、力添えてくださったでの。 八大塩

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