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五十猛様一族の神祭 五  合わさるそれぞれの想い

つづき。

<神々様の系図>
神々様の系図

「何故、そういう時こそ自分の神様に聞かないんだ?」

今となれば陰より力を貸してくれていた師の親心とわかるんですが当時の私は違いました。

ようやく自分の本来の目的ある人生を歩き出した感覚の中、気合と誠意とそれを上回る不安と緊張で全力でぶつかった最初の神々様のお出迎えでさっそく壁に当たった焦りと苛立ちと情けなさ・・・・・・

師にそう言われ我に返り、まずは心を鎮めて筆をとります。

質問:さっそく壁に当たりました。この先どうしたらいいのでしょう

祭りの座。それぞれの神にそれぞれの想いありまして、まずは時が少なかった事は仕方もなきことですがあまたの神々の言葉をたずねあげ、その真意を深くたずねる事より祭りの準備としていく事。次より大切なことでもございますが、本来、一歩ずつの歩みもここまでフタをあけてしまえばこれもまた仕方なき事。まずは高倉下天ノ香語山様に心より祈りあげお下り頂き、祭り前に祭主あらためて姫神様へと事の祭りの運びをごあいさつ申し上げ、ここで揃うた神々、高倉下様・天ノ村雲の命様、また妻であり母であられますカムナオヒ(大屋津姫)様の魂とともに座を設け、また同時に祭りの主であられます五十猛の大神様この宴とあわせくださいませば、なお一層のよき祭りともなりましょう。 びざい天

質問:高倉下様のことをあまり存じ上げません。教えてください。

この神、戦の前に立つと申されるより、多くの武功もございましたがその戦で得た人やものを管理される、いえばこの神も全国を忙しく走りまわられた神で息子であります天ノムラクモの神とは戦場にてその心や身、共にされても妻神様とは互いに遠くの空をみあげる仲にありまして、口に出さずも息子のムラクモの神も母慕う想いも強くありましょうし。
その辺りようあなたの心に写しとり神々心安まるひと時を作りだすあなたの覚悟ひとつあれば良き事かと思いますが。 びざい天

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五十猛様一族の神祭 参  一歩目の神社参り

つづき。

家に戻ってすぐ徳さんに連絡。

徳さんはなかなか忙しい方で電話をしてもほとんど捕まらない人です。この方に下られる神は「望月(もちづき)」と署名される神でもございまして実の所、どなたなのかまだ私も存じ上げません。(本人自身もあまり興味がない??)

しかし今までの祭りも蔭より多くの力下さいまして、客観的な立場を貫き通され、ここ一番で大きなヒントをくれる神。霊台の徳さん、歳は私よりも年下で純粋なる信仰心は強い方ですが、おかしな事にあまり神様事にそう強い関心もなく、すべての神に対して公平、また理論的・客観的な神示は私たちにないものを持たれた方です。

職業も神事の真逆に位置する、科学的・理論的なお仕事に就かれてます。

質問:五十猛様とヤマトタケル様の祭りについてご存知の事を教えてください

天から通づる神祭り、一本の線となりて長らくの間続いており、そこに多くの神々集まりて輪となり次の世代に渡しておった訳での。まぁ、引継ぎの際にはその役目、印、もっと言えば権力を剣として渡しておった訳じゃが、これには少し複雑な意味あって。己の真の心、言い換えれば刃をそれまでの伝統・しきたりの鞘で封じ込める事出来ての。無論、偉大な権力をむやみやたらに表に出さぬようにと先代の思いをかける事も出来る訳での。さて、剣神社ヤマトタケル神は前者での。譲り受けた権力さらに大きくするように鞘に思いこめられ、己の心封じられた神。それが良いか悪いかはそれぞれの思いあって判断できぬが、今この神、真の心表に出し、神世の為働かれようとしておる事間違いないでの。力貸してくれれば良いでの。 望月

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五十猛様一族の神祭 弐  嵐の前の慌ただしさ?

つづき。

神祭において一番はじめに、はっきりさせないといけない事。

祭りを応援してくれている(導いてくれる)それぞれの神の真意(祭りの目的)と、その神の想いを汲み取ること。また想いを汲み取るには、そこに古代に残された神の歴史的背景やつながり。叶わなかった想いやその心。

流れの読み違い、私たちの心得違い、解釈の違い、読み取りの浅さ深さ、たった一つで祭りの内容や意義は気づかぬ内に大きく変わる結果ともなります。また、その結果とは「行動」があってはじめての「結果」。私どもが出来るお手伝いの苦労はいといませんが、本番の神祭までの時間や労力、協力して下さる方々の心、行動に伴う金銭的なものまで含めると同じ祭りをそう何度も行うことは出来ません。

いかに神々様の真意を読み取るかが最初の筆書きでとても大切になってきます。

その時のわたしは師の祭りに何度も参加させて貰い傍で見てきたものの、すべてが初めての経験。この時の私は後に手痛い失敗をしてしまうとは夢にも想いませんでした。

まずは 「天村雲五十猛(あめのむらくもいそたける)の神」 のご正体を解き明かさねば前には進みません。引き続き、霊台の紫さんの神様へ質問を行う。

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五十猛様一族の神祭 壱  祭りのはじまり

2009年 4月 某日。

突然、天才的な霊台の才能をもつ紫さんの筆が走りました。

すべては神様より頂いたこの一言より、はじまったのです。

遠き日の事。闇夜は輝く月を抱きて。月に纏(まと)うむら雲の間を通り。天より下りし一本の剣。鈍き光を放ちて。山の頂にと突き立つ。この剣ただの剣にあらず。貴き神の御魂(みたま)宿す剣。この剣神の剣として人みな手を合わせ頭をたれる。ここに祀らるる神。この日ノ本の名をつり勇ましくあり。しかしこれは逸話の名にあり。真の名を解き明かし。その功績を誉め讃え。さらにと腰紐きつく締め立ち上がられれば日ノ本は新しき夜明けを迎えようぞ。 国常立

この筆書きには一同、驚きを隠せませんでした。考えれば考えるほど、なぞなぞの様な呪文のような言葉。最後に書かれたご神名は紫さんを守られる守神様の言葉でもあり、ほおっておく訳には行きません。

慌てて一緒にいた私も筆をとります。

さて五色の旗印。曹殿(私たちの師)よりはじまりた怡土(いと:昔の糸島半島の地名)の祭りも国の栄えもの。真に時があればと急いではおったが、今ここに曹殿より始まりてそれぞれに立つと申しても、今は一本一本がワラの状態の時。ここより続く祭り行うてもらう者々ここよりはじまる時、それぞれの魂の内に入られた次なる代の神々、真であればの、一本でも多く芽がでるようにと祈ってもおるが今の世とはそう、やすやすとはわしらの願いも届きにくい。今ここにおられし紫殿と雲(わたし)をまずは基とし、岩長姫の姫の大神天上に上がられても天照の神と今はそう呼ぶが、それぞれの心の中にある光よりまずはかための時。宇佐の後祭りも今はまだ早く、入り口に立たれる五十猛(いそたける)の神よりまずは祈りとおす事が良いと思うが。  ニニギ

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