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神祭 アーカイブ

西の岩戸神祭⑭

つづき。

すみません。ボサットしている間に師が他界してしまい、更新できぬ日が続いておりました。
気づけば最後の更新から、一年以上の歳月が流れておりました。
申し訳ございません。

かなり記憶が薄れてしまっておりますが、憶えている事だけでも記しておきます。

「西の岩戸神祭⑬」で書かせて頂いた言挙げが終わった後、どんどんと雨の強さが増す中で私たち4人は祝詞を挙げ続けました。

時間にすれば30~40分程度でしょうか。

いつも祭りの最中はほとんど時計を確認しませんので、終わって、逆算してからのおおよその時間です。

祝詞の途中で二度、拍手を打ち、一旦皆さんの祝詞を止めさせて頂いてから、再度、言挙げを行う。

これは最初の言挙げと違って、自分の心を再度、落ち着かせまとめるため。

そして、一緒に祈ってくれている仲間に聴かせる為。

その二つを一つにまとめ、再度、強い想いとして神界に届ける為。

人の集中力はどれ位、持つものでしょうか?

わたし達は日頃、何不自由なく暮らし、特別な修行もなにも行っていない、いえば祈りの『素人』。とにかく昔からわたしの主義ですが、「質より量」。祈って祈って、祈り通すぐらいしか思いつきません。

雨風が激しく、両方に立てたはずの榊が一個、倒れる。

それでもなお、そのまま祈り通します。

いくら木陰とはいえ、所詮は木の下です。

ただただ、集中して天津祝詞を奏上してくれている仲間たちに心から感謝しながら、それでも自分たちの祈りが何かしらの、少しでもお役に立てて頂ければと真剣に声を張り上げる。

時々、目を開いて西の岩戸を見ていると、雨に打たれながらカタツムリが一匹。

岩戸を昇ったり、降りたりを繰り返している模様・・・・・・

祈りの最中でしたが、不思議とぼんやりとそのカタツムリを眺めながら、これもぼんやりと、

(あのカタツムリが倒れた榊まで到達した時が終わる時だ)

なんて何の根拠もない事を頭の片隅で祈りながら、天津祝詞を挙げ続ける。

そこからまた何分経ったかは憶えておりません。

ジワジワと歩いていたカタツムリが、倒れた榊に到達する寸前・・・・・・

「パタン」

と二つ目の榊が風に煽られて、倒れる。

(よし、今だ。幕を降ろそう。)

それは自然にそう思って、そのまま自然に二拍手を打つ。
(祝詞を終える合図)

再度、今日の神祭のお礼と今後のことへの祈り、そして神々様の益々のご繁栄とご開運を言葉に、雨の中、4人は山を降りました。

その足で、師の宅へと向かったのです。

つづく。

西の岩戸神祭⑬

つづく。

雨脚は強さを増すばかり、、、、、

山の物、海の物、根の物、果物。山のように盛り上げて盛りに盛った紙皿も、雨に打たれて今にもお供え物が転げ落ちそうな雰囲気の中。

「これじゃあ祈っている間もずぶ濡れです!少し下がってなるべく皆さん、木の下に入って祈りましょう!!」

あぁ、これが神様と自分たちの距離かと、少し反省しながら。

しかし、”天の気”である”天気”を恨む気持ちもございません。

「とにかく少しでも良い祭りにしないとっ!」

そして、

「健康あってのモノ種。皆に風邪ひかせる訳にはいかない、、、、、」

雨で半分水浸しになったリュックサックから、これだけは忘れてはいけないと印刷してもってきた『西の岩戸 言挙げ』をこれも半分濡れている状態を丁寧に広げて、雨音に負けてたまるかと、大きな声で奏上。

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西の岩戸神祭⑫

つづき。

さて、なかなか思いだそうにも記憶障害なのか、もともと記憶力と方向だけには全く自信のない自分は、先ほどY君に連絡とってあの時の内容を再度、思いだしながら記事にさせて貰ってます。実は先日、職場にAさんが遊びに来てくれ、今日は大阪さん改めOさんから電話。ブログの更新催促は以前からあったのですが、ほとんど内容を忘れていた為、これも縁かとY君に電話したところで続けます。

時間にしたら20分、、、いや、30分ぐらいだったのかな?

下から登ってきたY君の姿をみた瞬間は、もうホッとしたというより、今までの人生の中で落とした財布がすべて一度に戻ってきた時のような喜びを感じましたね、、、、、あれ、分かりづらい??

一人でも見つけたら、喜ぼうか怒ろうか、愚痴ろうか、頭の片隅でいろいろ考えていたんですが最初に出た言葉は、「ホッ。」・・・ホント、今までの時間に溜めてた息がフッと漏れて、「ため息」という・・・・・お陰様で実感できましたよ。ありがとうございます。

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西の岩戸神祭⑪

つづき。

お供えものは置いて行ってもらいました。さすがにAさんは体力が一番あるとはいえ、さっきは山を一つ登ったばかり。そして、最悪のことを考えたら自分ひとりでも岩戸に行かないといけない。

「わかった。待ってて。」

いや、言われんでも待つよ・・・・・・とにかく、待てるだけ、待つよ・・・・・・・・・。

結局、雨で濡れた山中のベンチに腰を下ろしたまま。体は芯から冷えてきて、前方には山神様が集まる場所がポカンと空いている。

ここで神様に、今の2人が無事かだけでも聞きたかったんですが、こんな危ない場所で通信なんかしちゃったらまたややこしい事になるに決まってる。

チキンな自分は、ただ出来ることは3人の戻りを待つだけ。

恐かったですね、、、、時間は昼間なんですが、雨で湿った山の中に1人ポツンと心配と不安と緊張で、「あ~これも試練の一つなのかなぁ~午前中は順調に行きすぎたもんね、、、、、いや、弱ったな本当に・・・・・・ってか、Aさんも遅い・・・・・・・・・・

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西の岩戸神祭⑨

つづき。

「あのですね、Aさん・・・・・・・」

かくかくじかじかと、ここで私が霊視した結果をAさんにお伝えする。

「え~~~!!!全然、わからない・・・・んで、この先どうすればいいの??」

「いや、とにかく首に針が付いて、腰にはベルトが付いてますのでこれでひとまず問題ないでしょ(笑)」

後にAさんが話してくれたことは、祈りの最中思い浮かんだのは家族のこと。そして、Yクン・大阪さん・わたしが三人後ろで並んで祈っていたことは声で気づいて、とても不思議な感じで心強かったこと。まるで家族が並んでいるようで嬉しかったと、そう言ってくれました。

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